渥美商工会第59回通常総代会開催
令和元年5月14日(火) 午後3時30分より福江市民館にて渥美商工会第59回通常総代会が開催され、提案された6議案すべて可決承認されました。
本年度の事業計画(基本方針・重点事業)については以下のとおりです。
詳細につきましては事務局までお尋ね下さい。
令和元年度 事業計画書
<基本方針>
我が国経済は、政府発表によるところ「輸出や生産の一部に弱さもみられるが、緩やかに回復している」とした中、「一部弱さもみられる」という文言を入れた事実上の下方修正は3年ぶりであり、中国や欧州経済の低迷、米中貿易摩擦などの海外の経済リスクや労働市場のひっ迫を背景とした人手不足の深刻化などが悪材料になるなど、全国的に低調な状態が続くと予想される。更に10月には消費税率が10%に引き上げられると同時に、軽減税率制度が実施されることによる景気不透明感が一層強まっている。
他方、省力化需要や公共投資の増加に加え、ラグビーワールドカップや東京五輪などの国内イベント、改元にともなう消費マインドの改善などが期待されているが、景況感は地域や業界、規模によって格差が生まれ、一様ではない。
これらのことから、地域の総合経済団体として商工会の根幹である経営改善普及事業、中でも中枢を担う「経営発達支援計画」については前年度末に採択され、今まで以上に伴走型支援による巡回窓口指導の役割が重要視されてくる。その中でも特に企業の事業計画策定や計画実現に向けた支援、商談会等による販路拡大を念頭に置き、きめ細かく対応できる支援体制の充実を図る努力を求められている。また、地域内景気動向を含む景況調査の実施も本年度の重要事業の一つに挙げられる。
更に昨年度より継続している温泉開発及び福江市街地活性化による観光を踏まえた地域づくりについても、本腰を入れて取り組む重要案件であることは言うまでもない。
このように、渥美商工会の果たす役割は大きく、地元中小企業者が活力を取り戻し、地域経済社会の新たな発展に向け、事業者が潜在的に抱える課題を解決し会員の満足度を向上していくことを柱として、地域住民にとって真に頼りとなる商工会を目指し、次のとおり事業計画を策定する。
<重点事業>
1経営発達支援計画の実施
採択初年度となる本年度は以下の計画を中心に実施。小規模事業者支援として、
①企業の事業計画策定支援及び計画実現に向けた伴走型支援
②商談会や展示会等による販路拡大
地域活性化に繋がる施策として、
③地域内景気動向を含む景況調査(アンケート)の実施
その他、渥美半島全域を踏まえた地域活性化を図るべく、福江市街地の再開発についての研究、温泉掘削後の観光まちづくりの研究
2巡回・窓口指導の推進・強化並びに会員増強
巡回訪問及び窓口指導の強化及び専門家を活用した、きめ細やかな経営支援サービスを提供し会員満足度の向上を図り、強いては会員増強、組織率の向上を図る。
3特産品販路開拓、貝づくし渥美の全国展開
観光部会を中心として開発した特産品シリーズ「渥美半島の恵みを食べてみりん。」及び、貝づくし渥美として開発した「渥美あさりの押し寿司」「大あさり半平太」のPRを強化し、継続的な事業展開を図る。
4組織並びに財政基盤の強化
支部活動並びに各部会活動の充実強化を図る。
会員への経営支援強化・地域貢献活動の強化のため、自己財源比率の向上を図る。
5税務対策事業の実施
記帳機械化事業の推進並びに税務・経理に関する相談指導の強化。